2005年のジュネーブモーターショーで発表されたF430 Spiderは、マラネッロのオープントップカーを常に際立たせてきたアグレッシブな性能と独自のエレガンスを現代的にバランスさせています。
F430 Spiderはクーペ仕様と同様、F1の世界から高水準の技術を取り入れているため、卓越した存在であると言えます。それを証明するのが、電子制御ディファレンシャルとステアリングホイール上の“Manettino”です。ドライバーがこの“Manettino”を操作することにより、ドライビングに関連する各種の機能が可能な限り迅速かつ効果的に調節されます。
ルーフのないスパイダーは、重量を著しく増加させずに構造剛性をできるだけ高くすることが従来からの課題です。強化対策が入念に行われた総アルミ製ボディのFerrari F430 Spiderは、F430と同じレベルの性能と安全性を提供します。オープントップでマラネッロ特有のV8サウンドを楽しみたいと思うすべての人々にとっては、認定中古車であっても絶好のソリューションになります。
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Ferrari F430 Spiderは、高性能で軽量かつコンパクトなV8エンジンを横置きしています。これは、ゲスティオーネ・スポルティーバが開発した自動車のノウハウを基に実現されたもので、2000年代のF1においてはフェラーリの成功を支えました。
F430 Spiderのエンジンは、最高出力490 cv/8,500 rpm、最大トルク465 Nm/5,250 rpmを発生します。最大トルクについては、エンジン回転数が3,500 rpmの時点でその80%を利用することが可能です。
Ferrari F430 Spiderは、当時としてはユニークな特徴を備える1台です。つまり、自動開閉式の精緻なルーフを備えるとともに、ミッドシップエンジンを外部から見えるようにした唯一のモデルになります。
フォールディングルーフシステムにはコンパクな収納を実現させるため、独自に考案された素材が使用されています。また、ルーフの開閉に要する時間はわずか20秒です。
F430 Spiderのシャシーは、重量を増加させることなく、優れた構造剛性を実現させ、高度な乗員保護基準をクリアできるようするアルミニウム技術を最大限に活用しています。強化されたドア構造、ドア付近のフェンダー内部エレメント、格納式アームレストの位置、深さが増した新しいシートにより、サイドエアバッグを使用しなくても高度な安全性を確保できていることが側面衝突試験によって示されています。
Ferrari F430 Spiderの風洞実験においては、車内のエアフローを分析することが特に重視されました。F430 Spiderは航空音響学的な快適性を備えるため、高速走行時にドライバーと他の乗員が快適に会話を交わすことができます。各種の実験技術と流体力学の計算を用いながら、車内の乗員に作用する速度と圧力の分布を入念に分析した結果です。