一貫した速さとコントロール性
スクーデリアがフォーミュラ1で活用しているものと同等の、洗練されたシミュレーターを導入することで、488の開発では車輌デザインに影響するヒューマンファクターについて、プロトタイプ車輌を製造する遥か以前から、テストドライバーからエンジニアへのフィードバックの伝達が可能となりました。ダイナミックな運動性能をより高めるため、開発チームは、車輌のメカニカル・セットアップの熟成と並行して、電子制御システムの開発も進めました。このシステムをSSC2サイドスリップアングル・コントロールシステムと完全に統合させることで、コーナー脱出加速は458 Spider比で12%向上しています。
総合性能としては、快適性を一切犠牲にすることなく、応答時間を先代スパイダー比で9%も短縮させました。オープントップ・ドライビングを一般道で愉しむという明確な目的に合わせて、デザインの効率化を図りました。極めてチャレンジングなコースにおいても、ドライバーは苦もなくFerrari 488 Spiderのダイナミックな運動性能を引き出すことが可能です。
驚くほどドライバビリティに優れたその性能は、限界域でも変わることはなく、タイトなコーナーが続くワインディング・ロードにおいても、完璧なハンドリング性能を発揮します。